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大阪市の創業支援プログラム、2期生10人が3.7億円を調達

日刊工業新聞電子版
(2017/4/6 05:00)

  • 東京以外の起業家を取り巻く環境・取組み
2期生として起業家10人が巣立った2期生として起業家10人が巣立った

大阪市の創業支援事業「OIHシードアクセラレーションプログラム」を10人の起業家が卒業した。2期生となる今回は、資金調達が11件で計3億7758万円に達し、1期生に比べ約1億7000万円も増加した。6月には3期生へのプログラムが始まる。起業の機運もますます高まりそうだ。

「ベンチャーキャピタル(VC)とのネットワークが広がり、事業計画を細やかにブラッシュアップできた」と手応えをつかむのは、プログラムに参加したワールドインキュベーター(大阪市中央区)の野原智央社長。同社は中小モノづくり企業向けに海外から資材調達を仲介している。今回のプログラムでは3社との事業提携や1000万円の資金調達を達成。「OB同士で情報交換するプラットフォームがほしい」と今後のネットワーク持続にも期待する。

動画に商品情報を埋め込む販売促進システムを手がけるAG(京都市下京区)の岩谷瑛司社長は「投資契約書の手続きのアドバイスや、資金調達後のメディア対策が事業拡大につながった」と喜ぶ。経営アドバイスを受けたVCから1000万円の資金を得た。

aim(大阪市天王寺区)の加地太祐社長は「1日に6社のVCからフィードバックを得られるブートキャンプが役立った」と振り返る。同社は在日外国人向けにオンライン求人サイトを運営。関東での事業拡大を見据え、東京での企業支援事業の採択も受けた。

同プログラムのスタートからまだ1年だが、資金獲得につながった企業も多く、一定の成果が出ている。大阪市経済戦略局の吉川正晃理事は「大阪市を出発点に全国へ発信するアントレプレナー取引所をつくっていきたい」と意気込む。

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