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高校生のビジネスプランコンテスト、全国385校の頂点に千葉・市川高校
日本公庫主催、応募は過去最多。起業家教育のモデルケースに

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(2018/1/7)

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市川高等学校、Agri Successorsチームイメージグランプリに輝いた市川高等学校、Agri Successorsチーム

日本政策金融公庫は7日、東大伊藤謝恩ホールで第5回高校生ビジネスプラン・グランプリの最終審査会を開き、ファイナリスト10組から千葉県市川高等学校、Agri Successorsチームの「棚田の未来を守れ!~棚田用自律型稲刈り機『弥生』~」がグランプリを受賞した。

農村の高齢化の進行に伴う肉体的負担等により衰退していく棚田を守るため、「棚田用自律稲刈り機」を製造・販売し、棚田の再興を図るプランで、企業を巻き込んで課題を解決していった実行力とつながり力、メンバーが企画、デザイン、開発とそれぞれの役割をフルに発揮したチーム力などが高く評価された。

チームを代表してあいさつに立った余田大輝さんは、「たくさんの人たちに支えられてここまできた。グランプリをとって終わりでは何もしていないのと変わらない。この先、起業を含め社会に影響を与えていけるような活動をしていきたい」と今後の抱負を語った。

今回で5回目を迎えた同大会。出場校は全国47都道府県から過去最多の385校(前回324校)、応募プラン3247件(2662件)の参加があり、さながら“ビジネスプランの甲子園”になりつつある。

応募の傾向として普通科のエントリーが前回より約30%増えた。また文部科学省が指定する「スーパーグローバルハイスクール」から52校、「スーパーサイエンスハイスクール」から30校の応募があった。

審査委員長を務めた慶応義塾大学の樋口美雄教授は「地域の抱える問題、社会課題を高校生がどういう風にチャレンジしていくのか。今後の教育において起業家教育は非常に重要になってきており、日本公庫の取り組みは一つのモデルケースになる」とし、中央教育審議会で検討している来年度のカリキュラムの中に、起業家教育の導入を実現させたいと話した。

なお準グランプリには愛媛県立長浜高等学校、チーム・ニモの「クラゲ予防クリームの開発」、審査員特別賞には、青森県立名久井農業高等学校 TEAM FLORA PHOTONICS Ⅱの「青い森のほくほくカボチャ~メガソーラー農園化計画~」、栃木県立宇都宮工業高等学校建築科組子班の「魅せる耐力壁への挑戦~「鹿沼組子」による耐力壁~」、慶應義塾高等学校、二石一鳥の「Bridge~学生と社会のマッチングサイト~」が選ばれた。

受賞が決まった瞬間の市川高等学校のチーム「Agri Successors」イメージ受賞が決まった瞬間の市川高等学校のチーム「Agri Successors」
【ファイナリスト10組】(順不同)
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