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世界最大のDIYの祭典が教えてくれた創造力を育む“遊び心”
「メイカーフェア」に夏休みの子どもが多数参加

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(2017/8/15)

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子どもが自由に体験できる子どもが自由に体験できる

新しいテクノロジーを駆使した、楽しいモノづくりを体感しよう―。5、6日の両日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で世界最大のDIY(Do It Yourself、必要なモノは自分で作る)の祭典「メイカーフェア」が開かれた。2006年に米国で始まり、伊ローマや仏パリなど各地で開かれてきた祭典は今年で12回目。企業や個人が多様なジャンルで出展し、夏休みの子どもが多数参加して創造力を育む“遊び”に夢中になった。

書店で本を手に取ると、本の登場人物に呼びかけられたり、本から香りが立ち込めたり―。人感センサーで人やモノの動きを感知し、これに併せて画像や映像を表示したり、香りや音、風を起こしたりする。五感を刺激して本の中の世界観を表現するこのIoT(モノのインターネット)作品「ブッキー」は、実際に店頭での販売促進につながっている。

一方、慶應義塾大学の学生は、部屋の“ムード”に合った最適なウェブコンテンツを提示し、部屋にいる仲間と視聴できるシステムを開発。室温や明るさといった部屋の状況をセンサーで測り、その数値から部屋のムードを予測する。

アロマをたくなどその場の雰囲気を盛り上げる仕掛けもあり、複数人でコンテンツを楽しむための仕組みだ。どちらの作品も「ハッカソン」(共創型イベント)で開発した。

ベンチャー企業が開発した「ラテアートプリンター」は、レゴのロボットキット「マインドストーム」を使って作製した、すべてレゴブロック製。ラテの表面に、あらゆる形の紋様や絵柄を自在に描くことができ、子どもだけでなく大人の想像力も刺激する。

信号機の情報をブロックで作った自動車に無線で送り、自動で動く小さな自動運転車は、モノの動作をプログラミングするコンピューター「マイクロビット」を搭載した。欧米では、STEM(科学、技術、工学、数学)教材として、マイクロビットを無償で子どもに配る活動もある。

ブロック製の自動運転車ブロック製の自動運転車

食品×3Dプリンター。これまでチョコレートを造形した例はあったが、あめの造形は業界で初めてだとか。「キャンディプリンター」は、砂糖を入れるだけで、複雑な形状の立体的なあめ細工が自動で造形可能だ。

こちらはヘルメットで可能なダイビング体験。3Dプリンターで作った潜水ヘルメットをかぶると、あたかも自分が海に潜っているかのような空気の泡を演出する。子どもたちが楽しく体感していた。

ヘルメットで潜水体験ヘルメットで潜水体験

きゅうり農家が手がけた「きゅうり仕分け機」は、きゅうりのサイズや曲がり具合を判定する選別作業を、人工知能(AI)の一つである深層学習(ディープラーニング)を使って効率化した。熟練者と同じスピードで効率よくきゅうりを仕分けられる。

一方、手書き風の文字を書く「代筆ロボット」は、万年筆などで手紙を代筆してくれる。任意の文章を、実際の筆記具で書くのが特徴。手が不自由な人のサポートになるだけでなく、正しい文字の書き順をデモするといった使い方もできる。

たこ焼き器に生地と具を入れて焼き、絶妙なタイミングでひっくり返す「たこ焼き名人ロボット」。あつあつのたこ焼きを焼いてお皿に盛り付けることができ、子どもに大人気だった。

たこ焼きロボットたこ焼きロボット

これに加えて、「クレープ生地焼きロボット」は、ボタンを押すだけで薄くきれいなクレープ生地を焼いてくれる。音楽に合わせてターンテーブルで調理するため、“ディスコDJクレープロボ”とも呼ばれる。

あらゆるテクノロジーを遊び、いじくり、改造することを楽しむメイカーたち。フェアには電子工作愛好者から、デザイナー、プログラマー、アーティスト、教育者、学生まで幅広い出展者が集い、子どもから大人まで誰もがワクワク体験した。皆に愛されるモノは、こんな遊び心から生まれるのだろう。

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