1. 株式会社demmpa 代表 三井 滉平⽒

東京都創業NETインタビュー

株式会社demmpa 代表 三井 滉平⽒インタビュー

株式会社demmpa 代表
三井 滉平 ⽒
1995年⽣まれ、⻑野県出⾝。⼤学在学中に、未来起業家交流会の⽴ち上げやシェアハウス、イベント運営など、様々な事業をスタート。2020 年に株式会社demmpaを創業。
「全ての社会問題を解決したい」という強い想いから、リンクストックサービスや、オンライン⼿紙作成サービスを展開している。
株式会社demmpa Webサイト

常識にとらわれないアイデアで、全ての社会問題を解決する

株式会社demmpa は、個⼈のキュレーションメディア「knower」と、オンライン⼿紙作成サービス「tegami」を展開。友⼈のリンクストックを共有するだけでなく、⽇本、世界中の⼈と繋がり情報を共有できるサービスを⽬指している。

スティーブジョブスに憧れて起業家になる夢を抱いた⾼校⽣時代

幼少期から「何か世の中を変えるようなことをしたい」と、漠然と思って過ごしていました。それが、⾼校1年⽣の時に“スティーブジョブス”の⾃伝を教科書で読み、「なんて格好いい⼈なんだ!」と憧れを抱きました。丁度そのタイミングで、周りの友⼈がみんなガラケーからiPhoneに乗り換えていって。その過程を⽬の当たりにし「世の中を⼀番動かしているのは起業家なんだ」と思い、起業家を志すようになりました。

ただ、⾼校時代は周りに起業家もいなく、サッカーに明け暮れる⽇々を過ごしていましたね。⼤学に⾏ったら起業に向けて何か⾏動に移そうとはずっと思っていたので、⼤学⼊学を機に上京しました。

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多様な⼈と交流することで、⾃分の中の常識という枠組みが広がった

⼤学⼊学後すぐに、「⼤学で勉強し続けても起業家になれないな」と思ったんです。なのですぐに⼤学外へと⾏動を移していきました。

もともと起業家になりたいという夢を追いかけて上京したのですが、「何で起業したいのか」とうアイデアソースが何もなかったんです。なので、“起業”と名の付くイベントに毎⽇のように参加したり、起業家の⽅に直接会って話を聞いてもらったりしていました。

⾊々な⽅と交流する中で、「世の中には様々な価値観を持った⼈がいるんだ」ということを知れたのが⼀番の発⾒であり刺激でした。家もなく毎⽇⾊々なところを転々としながら稼いでいる⼈もいたり。失敗が失敗としてカウントされないくらい広い世界なんだなと、⾃分の中の常識という枠組みがすごく広がりましたね。

この気づきは地元や⼤学内にしかいなかったら気づけなかったと思うので、⾏動に移して良かったと思っています。

そこから今の株式会社demmpaという会社に結び付くまでに、個⼈事業主としてシェアハウスの運営やイベント事業など、結構⾊々なことを⽴ち上げては失敗してを繰り返しました。

「もっと世の中にインパクトを与えたい」起業へと踏み切る

個⼈事業主として3〜4年程活動する中で、何とか⽣活できる位は利益を上げることができたのですが、⾃分が⽬指しているのは、「もっと世の中にインパクトを与えることなんだ」と、思い切って株式会社としてのスタートを切りました。

起業後、「全ての社会問題を解決する」いというミッションを掲げ、⾃分の中にあるアイデアをサービスに落とし込んでいきました。ですが、ローンチしたサービスは、顧客の課題に対する理解が⽢く、実際にサービスを展開していきましたが普及しませんでした。その失敗を⽣かし、まずは徹底的にユーザーにヒアリングを⾏いました。どんな⼀週間を送っていて何のツールを使っているのかなどヒアリングを繰り返し⽣まれたアイデアが現在の「knower」というサービスです。「個⼈が気になったものをストックしていき、友⼈とその情報を共有できる」というサービスなのですが、ゆくゆくは新しい検索エンジンとして機能させていきたいと思っています。今でも現状に満⾜せず、⽇頃からユーザーへのヒアリングを⾏ったり、様々なビジネスモデルを勉強したりなどインプットし続けることを⼤切にしています。

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資⾦調達に向け専⾨家のもとへ通う

新サービスローンチに向け、「⻘⼭スタートアップアクセラレーションセンター」に通い、資⾦調達に向けたメンタリングを受けました。融資については右も左も分からない状態だったので、専⾨家にしっかりアドバイスを受けたかった。しかも無料で、都が運営しているので安⼼して相談できました。ビジネスプランのブラッシュアップなどすごく親⾝にアドバイスして下さり、恐らく相談に⾏ってなかったら融資は通らなかったと思います。

その後、ベンチャーキャピタルさんから出資のお話もいただき、事業のベースとなる資⾦を調達できて良かったです。

⾃社サービスを⽇本から世界へ

無事に融資を受け誕⽣した「knower」。今は、まだローンチして数か⽉なので、「ユーザーの声を聞いて改善する」を繰り返しながら、価値あるサービスになるよう試⾏錯誤しています。今は地道に沢⼭の⽅に知っていただき、利⽤してもらえるように頑張りたいです。

今後の⽬標は、「knower」をまずは⽇本で広げて、ゆくゆくは世界中の⽅が使ってくれるようなサービスにしていきたいです。

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起業を目指す人に向けて

実際に僕もそうでしたが、⾊々な⼈に会うことがすごく⼤事だと思っています。勇気を持っていざ⼀歩外へ踏み出し沢⼭の刺激を受けると、⼈との出会いに感化され起業することに勇気をもらえます。もし、「起業したいけれどどうしたらいいのか分からない」「周りに起業を志す仲間がいない」などで悩まれている⽅は、是⾮「未来起業家交流会」へ参加してみてください。楽しくフラットに、起業を志す仲間と交流していただけるかと思います。

最後に、僕は起業家を志した頃から、「全ての社会問題を解決したい」という想いをモチベーションに活動しています。⾃分の中で揺らがない⽬標や思いがあると、どんなに苦しい時でも乗り越えていけると思っています。

今でも現状に満⾜せず、⽇頃から様々なビジネスモデルを勉強したり、ニュースを⾒たりなど、インプットし続けることを⼤切にしています。

記事内の創業・成長支援プログラム

⻘⼭スタートアップアクセラレーションセンター

5か⽉間のアクセラレーションプログラムを通して、アクセラレーターや先輩起業家、さらには⼤志を持った多くのメンター陣の⽀援を受け、リーディングカンパニーへと成⻑するための機会と場を提供しています。特に⼥性起業家や成⻑産業等、東京都の政策課題に取り組む⽅々や、ソーシャルやものづくり等、ベンチャーキャピタル(VC)が投資しにくいといわれる分野で起業に取り組む創業予定者やスタートアップ企業をメインのターゲットにしています。

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